FreeBSD 11.2の初期設定

2016年9月24日

FreeBSDをサーバー利用するための設定内容をまとめます。具体的にはFEMPでWebサーバーを立てるための設定方法です。

レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒントというサイトの最初にやっておきたいこと(FreeBSD編)を参考にセットアップしました。

OSのメンテナンス

さくらのVPSであればカスタムOSをデフォルト設定でインストール、Vultrなら用意されているOSのインスタンスを作成します。デスクトップ利用ではないのでGUIなどは不要です。



まずはパッチレベルをあげるため、freebsd-updateでセキュリティパッチを適用します。fetchでパッチをダウンロードしてinstallで適用です。

pkg updateしてからfreebsd-updateしたほうがいいかも。

# pkg update
Updating FreeBSD repository catalogue...
Fetching meta.txz: 100%    944 B   0.9kB/s    00:01
Fetching packagesite.txz: 100%    6 MiB   6.6MB/s    00:01
Processing entries: 100%
FreeBSD repository update completed. 32192 packages processed.
All repositories are up to date.
# freebsd-update fetch
Looking up update.FreeBSD.org mirrors... 2 mirrors found.

〜中略〜

# freebsd-update install
Installing updates... done.

ちなみにメジャーバージョンアップの時はこう。

$ freebsd-update -r 11.2-RELEASE upgrade

いずれもカーネルセキュリティレベルを上げている場合は-1までレベルダウンする必要があります。

そして今後もセキュリティアップデートを追いかける必要があるので、cronで毎朝3時に確認することにしましょう。crontab -eで次のように設定します。

0     3     *     *     *     /usr/sbin/freebsd-update cron

cronオプションの振る舞いはfetchそのものです。実際にインストールはされません。fetchとの違いはエラーが出たりパッチがダウンロードされたときに、メール通知があるという点です。/etc/freebsd-update.confに送信先をMailToで指定することで任意のアドレスで受信できます。指定なしの場合はcrontabを設定したユーザー宛に通知が届きます。

MailTo mail@address

メールの設定はFreeBSDでsendmailを使ったメール送受信にまとめました。

ファイアウォールの設定

さて、この辺でbashとvimだけでも先にインストールしておきましょう。コマンドやら設定ファイルの編集やら、効率がだいぶ違ってきます。pkg upgradeしてリポジトリを更新してからインストールします。

で、ファイアウォール。必要なポートだけを開けるよう/usr/local/etc/ipfw.rulesにて設定しました。参考サイトのFreeBSDでファイアウォール(ipfw)の設定を丸パクリです。開いたポートは以下のとおり。

  • ssh(20022)
  • mail(25)
  • http(80)
  • dns(53)
  • ntp(123)
  • https(443)

再起動後にファイアウォールが有効になるように/etc/rc.confの設定をします。

firewall_enable="YES"
firewall_script="/usr/local/etc/ipfw.rules"
firewall_logging="YES"

まだ再起動しちゃダメだよ。SSH設定を書き換えてからね。

SSHの設定

さくらのVPSにしろVultrにしろWebブラウザによるコンソール接続が可能ですが、ターミナルからの接続もできるようにします。ただしrootでのssh接続は危ないのでssh接続用ユーザーと認証鍵を作ります

adduserで接続用ユーザーを作り、~/.ssh/authorized_keyファイルに認証鍵を登録したら、/etc/ssh/sshd_configにて以下のような設定を。

Port 20022                  # 接続ポートを標準外にすることで攻撃されにくくします
Protocol 2                  # SSH2接続のみ許可します
PermitRootLogin no          # rootでのログインを拒否します
PasswordAuthentication  no  # パスワード認証を拒否します
PermitEmptyPasswords no     # パスワードなしの接続を拒否します
AllowUsers general_user     # ログインユーザーを限定します

これらコメントアウトされているオプションを有効化し、適宜値を書き換えたらFreeBSDサーバーを再起動します。

# shutdown -r now

ちなみに接続ポートが標準外になると次のようにポート指定をしてssh接続する必要があります

$ ssh general_user@xxx.vs.sakura.ne.jp -p 20022

ntpの設定

/etc/ntp.conf中の参照先NTPサーバーを書き換えます。もともと指定されていた0.freebsd.pool.ntp.orgをコメントアウトして、日本にある適当なサーバーを指定した上で、driftfileの指定を追加します。

driftfileと言うのはNTPサーバーとの時刻差分の計算結果を書き込んでおくファイルで、これがあることで計算時間を節約できます。

# pool 0.freebsd.pool.ntp.org iburst
pool ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst

driftfile /var/db/ntp.drift

この後、ntpデーモンが自動起動されるように、/etc/rc.confに以下の内容を追記します。

ntpd_enable="YES"

デーモン起動前にタイムゾーンを正しく設定しておきましょう。

不要プロセスの停止

ps auxでプロセス表示すると、仮想コンソールプロセスが動作してしまっているので/etc/ttysにてttyv1からttyv7までをoffに設定変更後、仮想コンソールを再起動します。

$ kill -HUP 1

ここまで準備しておけば、リモートでいろいろ環境構築できるようになります。

ここにApacheなりNginxなりをインストールすればWebサーバーとして使えるようになりますよ。

不要な一時ファイルの削除

デフォルトでは/tmpディレクトリ下の一時ファイルは削除されません。/etc/periodic.confで以下の設定をすることで自動削除されるようになります。

daily_clean_tmps_enable="YES"

これでデフォルトでは/tmpディレクトリ下の3日以上前のファイルが削除されるようになります。cronの設定次第ですが、多分毎日早朝。

詳しくはFreeBSDの定期実行コマンドで一時ファイルを削除するにまとめておきました。