FreeBSD 11.2の初期設定

2016年9月24日

FreeBSDをサーバー利用するための設定内容をまとめます。具体的にはFEMPでWebサーバーを立てるための設定方法です。

レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒントというサイトの最初にやっておきたいこと(FreeBSD編)を参考にセットアップしました。

OSのインストール

さくらのVPSであればカスタムOSをデフォルト設定でインストール、Vultrなら用意されているOSのインスタンスを作成します。デスクトップ利用ではないのでGUIなどは不要です。



2018年6月28日追記
予定どおり6月28日にFreeBSD 11.2-RELEASEが公開されたのでVPSを新規に立てました。

Vultr東京リージョンの20GBインスタンス

偶然Vultrの東京リージョンで20GBプランが有効になっていたのでこれを確保。ただしデフォルトのOSバージョンは11.1のままだったのでメジャーアップデートしました。

$ freebsd-update -r 11.2-RELEASE upgrade

freebsd-updateの指示に従って3回ほど実行。

公開直後でない場合はパッチレベルをあげるため、freebsd-updateでセキュリティパッチを適用します。

$ freebsd-update fetch
$ freebsd-update install

fetchでパッチをダウンロードしてinstallで適用すると、現時点での最新のパッチレベルになります。が、今後もセキュリティアップデートを追いかける必要があるので、cronで毎朝3時に確認することにしましょう。/etc/crontabに次のように記載します。

0     3     *     *     *     root     /usr/sbin/freebsd-update cron

cronオプションの振る舞いはfetchそのものです。実際にインストールはされません。fetchとの違いはエラーが出たりパッチがダウンロードされたときに、メール通知があるという点です。/etc/freebsd-update.confに送信先をMailToで指定することで任意のアドレスで受信できます。指定なしの場合はcrontabの指定ユーザー宛に通知が届きます。

MailTo mail@address

ファイアウォールの設定

必要なポートだけを開けるよう/usr/local/etc/ipfw.rulesにて設定しました。参考サイトのFreeBSDでファイアウォール(ipfw)の設定を丸パクリです。開いたポートは以下のとおり。

  • ssh(20022)
  • mail(25)
  • http(80)
  • dns(53)
  • ntp(123)
  • https(443)

/etc/rc.confにてファイアウォールを有効にしたら再起動します。最低限SSHのポート開き忘れのないことを確認してからファイアウォールを動作させましょう。

firewall_enable="YES"
firewall_script="/usr/local/etc/ipfw.rules"
firewall_logging="YES"

この辺のファイル編集はviでもいいっちゃいいんですが、vとかgとか使えないのでvimが欲しいところ。pkg installでvim(またはneovim)をインストールしておきましょう。

SSHの設定

さくらのVPSにしろVultrにしろWebブラウザによるコンソール接続が可能ですが、ターミナルからの接続もできるようにします。ただしrootでのssh接続は危ないのでssh接続用ユーザーと認証鍵を作ります

続いて/etc/ssh/sshd_configにて設定を。

Port 20022                  # 接続ポートを標準外にすることで攻撃されにくくします
Protocol 2                  # SSH2接続のみ許可します
PermitRootLogin no          # rootでのログインを拒否します
PasswordAuthentication yes  # パスワード認証を許可します
PermitEmptyPasswords no     # パスワードなしの接続を拒否します
AllowUsers general_user     # ログインユーザーを限定します

これらコメントアウトされているオプションを有効化し、適宜値を書き換えてSSHサーバーを再起動します。

$ /etc/rc.d/sshd restart

ちなみに接続ポートが標準外になると次のようにポート指定をしてssh接続する必要があります

$ ssh general_user@xxx.vs.sakura.ne.jp -p 20022

ntpの設定

/etc/ntp.conf中の参照先NTPサーバーを書き換えます。もともと指定されていた0.freebsd.pool.ntp.orgをコメントアウトして、日本にある適当なサーバーを指定した上で、driftfileの指定を追加します。

driftfileと言うのはNTPサーバーとの時刻差分の計算結果を書き込んでおくファイルで、これがあることで計算時間を節約できます。

# pool 0.freebsd.pool.ntp.org iburst
pool ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst

driftfile /var/db/ntp.drift

この後、ntpデーモンが自動起動されるように、/etc/rc.confに以下の内容を追記します。

ntpd_enable="YES"

デーモン起動前にタイムゾーンを正しく設定しておきましょう。

不要プロセスの停止

ps auxでプロセス表示すると、仮想コンソールプロセスが動作してしまっているので/etc/ttysにてttyv1からttyv7までをoffに設定変更後、仮想コンソールを再起動します。

$ kill -HUP 1

ここまで準備しておけば、リモートでいろいろ環境構築できるようになります。

ここにApacheなりNginxなりをインストールすればWebサーバーとして使えるようになりますよ。

不要な一時ファイルの削除

デフォルトでは/tmpディレクトリ下の一時ファイルは削除されません。/etc/periodic.confで以下の設定をすることで自動削除されるようになります。

daily_clean_tmps_enable="YES"

これでデフォルトでは/tmpディレクトリ下の3日以上前のファイルが削除されるようになります。cronの設定次第ですが、多分毎日早朝。

詳しくはFreeBSDの定期実行コマンドで一時ファイルを削除するにまとめておきました。