中国語の数量表現と量詞

モノの数を数える時の表現です。もりそば一枚とか、かけそば一杯とか、そういうやつ。

「数詞+量詞+名詞」で表す

数詞は数、量詞は単位です。「生ビール3杯」ならこんな感じ。

ㄙㄢㄅㄟㄕㄥㄆㄧˊㄐㄧㄡˇ

さらに指示代名詞を使って「この3杯の生ビール」ならこんな感じ。

ㄓㄜˋㄙㄢㄅㄟㄕㄥㄆㄧˊㄐㄧㄡˇ

で、数が1の時だけは数詞を省略します。「この生ビール」、日本語なら単位を付けませんが中国語ではちゃんと単位を付けて表現します。

ㄓㄜˋㄅㄟㄕㄥㄆㄧˊㄐㄧㄡˇ

日本語同様、量詞の種類はたくさんあるのでいちいち覚えていきましょう。テキストに出てきたものをアレンジしてまとめました。

  • ㄍㄜ˙:個体になっているもの(もっとも広く使われる量詞)
  • ㄈㄣˋ:セットになっているもの(定食や何人前などと数えるもの)
  • ㄊㄧㄠˊ:長くて柔らかいもの(ネクタイなど)
  • ㄅㄣˇ:書物を数える
  • ㄅㄟ:コップやグラスなどに入るものを数える
  • ㄓㄤ:平面の部分が目立つもの(普通はチケットなどだが机もこれ)
  • ㄐㄧㄢˇ:服や事柄(なんで同じ単位なのか。。。)
  • ㄌㄧㄤˋ:車両(これは日本語と同じ)
  • ㄅㄚˇ:取っ手のような握る部分があるもの(傘はわかるけど椅子も)
  • ㄎㄨㄞˋ:かたまり状のもの(消しゴムとか石鹸とか)
  • ㄕㄨㄤ:ペアになるもの(靴とか箸とか)
  • ㄊㄞˊ:機械(これも日本語と同じ)

机が「枚」に相当する量詞であったり、服と事柄とが同一の量詞であったりと、日本人の感覚とはちょっと違いますね。

なお”ㄕˋ“構文の主語の時だけはこの量詞を省略することができます。

ㄓㄜˋㄍㄜ˙ㄕˋㄨㄛˇㄉㄜ˙ㄒㄧㄥˋ行ㄌㄧˇ
ㄨㄛˇㄉㄜ˙ㄒㄧㄥˋㄌㄧˇㄕˋㄓㄜˋㄍㄜ˙ㄒㄧㄥˋㄌㄧˇ)。

上の文の「ㄓㄜˋㄍㄜ˙」は主語なので量詞を省略していますが、下の文の「ㄓㄜˋㄍㄜ˙」は補語なので量詞は省略できません。ただし文末の「ㄒㄧㄥˋㄌㄧˇ」はくどいので省略します。

数の数え方

0から99までは日本語と同じ数え方です。0から10までを覚えればその組み合わせで99まではいけます。

ㄌㄧㄥˊ, , ㄦˋ, ㄙㄢ, ㄙˋ, ㄨˇ, ㄌㄧㄡˋ, ㄑㄧ, ㄅㄚ, ㄐㄧㄡˇ, ㄕˊ

3桁から5桁までの位は以下のとおり。

ㄅㄞˇ, ㄑㄧㄢ, ㄨㄢˋ

基本的にこれらの組み合わせで99999まで数えられますが、ちょっと日本語とは違うルールがあります。

  1. 100,1000,10000は頭に「」が必要(それぞれ「ㄧˊㄅㄞˇ」, 「ㄑㄧㄢ」, 「ㄧˊㄨㄢˋ」となる)
  2. 110や1010など3桁以上の数については途中の十の位にも「」が必要(つまり単独の「ㄕˊ」が例外的に「」が付かない)
  3. 110や1100などのように下位が0のときは最後の位を省略できる(それぞれ「ㄧˊㄅㄞˇ」, 「ㄑㄧㄢ」となる)
  4. 上記は101や1001に聞こえてしまうが、中間の位が空いているものは「ㄌㄧㄥˊ」をひとつだけ入れて判別する(それぞれ「ㄧˊㄅㄞˇㄌㄧㄥˊ」, 「ㄑㄧㄢㄌㄧㄥˊ」となる)
  5. 上記のとおり「ㄌㄧㄥˊ」はひとつだけしか入らないので1010は下位の位を省略しない(「ㄑㄧㄢㄌㄧㄥˊㄕˊ」となる。そうしないと1001と区別がつかない)
  6. 「2」は千の位や万の位では「ㄦˋ」と「ㄌㄧㄤˇ」のどちらを使ってもいい

最後の6番目のルールについては「ㄌㄧㄤˇㄨㄢˋㄦˋㄑㄧㄢ」のように先頭の位を「ㄌㄧㄤˇ」、それ以外の位を「ㄦˋ」とするのが一般的だそうです。また台湾を旅行していたら百の位でも「ㄌㄧㄤˇ」と言っていましたね。

お金の数え方

講義では中国本土の中国語なので人民元(ㄖㄣˊㄇㄧㄣˊㄅㄧˋ)について書かれています。

書き言葉 ㄩㄢˊ(=10角) ㄐㄧㄠˇ(=10分) ㄈㄣ
話し言葉 ㄎㄨㄞˋ ㄇㄠˊ

普通に先ほどの数字の読み方に単位を付ければOK。

注意するのは最後の単位を省略することぐらい。2.5元ならㄦˋㄩㄢˊㄨˇといった按配。

台湾や香港ではそれぞれドル表記ですが、本土と同じようにㄩㄢˊ表記を見かけるし、ㄎㄨㄞˋという言葉も聞きます。本土や香港ではㄐㄧㄠˇまでは見かけますが、台湾はレートが低いのでㄩㄢˊしか見かけません。

日本円のㄖˋㄩㄢˊと言う表記は最近日本でもよく見ますね。