このサイトを置いているサーバーはVultrのVPSです。格安でSSDも25GBもあって、東京にもデータセンターがあってとてもいいサーバーです。
一方サブで借りているのがTime4VPSのStorage VPS。NextCloudを動かしてプライベートクラウドストレージにしています。
Time4VPSを使ってみる
当初はさくらのレンタルサーバーで仮運用していたんですが、費用を抑えつつもう少し容量が欲しいなと探していたところ、見つけたのがリトアニアのTime4VPS。Vultrと違って普通のVPSに加えて、ストレージに特化したStorage VPSというのがある。
安めのプラン同士で比較するとこんな感じ。
Plan | Standard VPS | Storage VPS | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
S Plan | M Plan | L Plan | 0.5TB Plan | 1TB Plan | 2TB Plan | |
CPU | 1 x 2.40GHz | 2 x 2.40GHz | 4 x 2.40GHz | 1 x 1.70GHz | 1 x 1.70GHz | 1 x 1.70GHz |
RAM | 1024MB | 2048MB | 4096MB | 512MB | 1024MB | 2048MB |
Storage | 40GB | 80GB | 160GB | 512GB | 1024GB | 2048GB |
Bandwidth | 2TB | 4TB | 8TB | 4TB | 8TB | 16TB |
Backups | Optional | Optional | Optional | No Backups | No Backups | No Backups |
Price | 3.99EUR | 5.99EUR | 9.99EUR | 3.99EUR | 5.99EUR | 9.99EUR |
Storage VPSの0.5TB Planを試しに購入してみました。
PayPal支払いで購入するとインボイスが送られてきて、そこにあるリンクを踏むとPayPalで決済できます。支払いが済むと自動的にインスタンスが生成されました。Servicesの中にあるService Details情報によるとOSはCentOS6。
当初はTime4VPSにNextCloudを入れようと思っていたのだけれど、Linuxよくわからないのでネットワークファイルサーバーを立ち上げて、NextCloudはVultrに入れることにしました。
CentOS6でNFSサーバーを立ち上げる
NFSサーバを設定(CentOS6)シンプルで簡単なファイル共有をする|GOISBLOGやNFSサーバーの設定|Server Worldなどを参考に設定を進めます。
# yum -y install nfs-utils
ドメイン設定はしていないので/etc/idmapd.confのDomain指定はパス。共有ディレクトリとして/exports/dataを作成して所有権を変更しておきます。
# mkdir -p /exports/data
# chown nfsnobody:nfsnobody /exports/data
そして/etc/exportsファイルに共有パスと接続IPアドレス、オプションを書き込みます。
/exports/data 12.34.567.890(rw,all_squash)
設定が終わったらサーバーを起動します。
# service rpcbind start
Starting rpcbind: [ OK ]
# service nfslock start
Starting NFS statd: [ OK ]
# service nfs start
FATAL: Module nfsd not found.
FATAL: Error running install command for nfsd
Starting NFS services: [ OK ]
Starting NFS mountd: [ OK ]
Starting NFS daemon: [ OK ]
Starting RPC idmapd: [ OK ]
FreeBSDでNFSクライアントを立ち上げる
FreeBSDの方はハンドブックに従って設定します。
マウントポイントを/mnt/dataなどと作成したらNFS非同期I/Oサーバーを起動してからネットワーク越しのディスクをマウントします。
# nfsiod -n 4
# mount 123.456.789.0:/exports/data /mnt/data
これで25GBのVultrインスタンスに0.5TBのディスクが追加されました。
$ df -h
Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on
/dev/ufs/rootfs 24G 14G 8.7G 61% /
devfs 1.0K 1.0K 0B 100% /dev
123.456.789.0:/exports/data 512G 627M 511G 0% /mnt/data
再起動しても自動接続するように設定しておくと幸せ。
デーモンの起動は/etc/rc.confに記載。
nfs_client_enable="YES"
nfs_client_flags="-n 4"
自動マウントは/etc/fstabで設定。
123.456.789.0:/exports/data /mnt/test nfs defaults 0 0
こんな感じ。