ダウの犬

ダウの犬という投資戦略があるらしい。ダウ工業株30種平均の構成銘柄のうち、配当利回り上位10銘柄について均等分散投資をするとダウ平均を上回るリターンを得ることができるというものです。

なおダウ構成銘柄は毎年変わるので、都度入れ替えが必要です。

どういうことか?

少なくともインカムゲインの高い方に偏らせているので平均値より上振れするのは何となくわかる。

さらに配当利回りが高いものは株価が割安ってことでキャピタルゲインも狙えるんだそうだ。

…。

とにかく、実際に過去データを検証したらダウ平均から上振れしていると。

これを日本でやったらどうなるのか?TOPIX Core30で同じことを検証した人がいて、少し古いデータではあるけれどやはりTOPIXから上振れしている。平均で8.78%のリターンだそうです。

日本株でのダウの犬戦略は有効か? – 長期投資でのんびり資産運用

そこで、あらためて2017年6月末時点のデータで計算してみたところ、買い付けに5,870万円程度必要だと。無理!

単元未満株ではどうか?

通常は100株単位での取引になるため、株価の異なる10銘柄で均等分散投資するとなると6千万円近く必要になってしまったわけですが、1株単位で考えれば20万円でも同じことができそうです。

2017年版のTOPIX Core30について配当利回り上位10位の銘柄を2万円前後づつ購入してみます。

証券コード 銘柄 配当利回り 株価 株数 購入価格
2914 日本たばこ産業 3.3% 4,128 5 20,640
4502 武田薬品工業 3.7% 5,812 3 17,436
7201 日産自動車 4.1% 1,085 18 19,530
7203 トヨタ自動車 2.9% 5,876 3 17,628
7751 キヤノン 4.6% 3,936 5 19,680
8031 三井物産 3.1% 1,534 13 19,942
8316 三井住友フィナンシャルグループ 3.4% 4,222 5 21,110
8411 みずほフィナンシャルグループ 3.6% 198 101 19,998
8766 東京海上ホールディングス 2.8% 4,660 4 18,640
9437 NTTドコモ 3.0% 2,720 7 19,040

マネックス証券ならワン株という単元未満株の取引があります。

8411だけは単元以上になってしまうので、通常取引100株+ワン株1株という買い方になってしまいますが、トータルの取得費用は194,660円、うち手数料は1,016円。リターンを8.78%と想定すると、額面で17,001円になります。へー。

もう6月末なので配当も終わってしまったし、TOPIX銘柄入れ替えは毎年10月みたいなのでこの秋に2018年版としてちょっと考えてみましょうか。